筆者はあくまでも趣味でボイストレーニングを習っていただけなので、間違った知識なども多々あると思います。紹介している動画先とは全く関係ありません。恐れ入りますが、その点をご了承の上、有識者の方はコメント欄からご指摘ください。
ボイトレ教則本のメリット・デメリット
ド素人がボイストレーニングの教則本を買って真似することはデメリットもあります。
これは私の実体験になりますが、何が正しい発声か分からないのです。
当然、CDや本で抱く疑問を全て解決してくれるわけではないので、その都度調べながら、自分が自分の先生にならなければいけません。
つまり正しい耳を持っていないと、自分を正しい方向に導くことすらできないのです。
このデメリットは実は凄く大きくて、自分では良いと思っていた方向が間違っていたということは多々あります。
ですから、一度は指導者の方に直接習うきっかけを作ったほうが良いと思います。
メソッドは沢山あれど、どのメソッドも目的地やゴールは一緒だったりしますから、いろいろな本を読んで自分にあったものを見つけるのも大切だと思います。
デメリットから解説してしまいましたが、メリットも沢山あります。
メリット
メリットはなんといっても、自分の好きな時間に、好きな場所で、好きなだけ練習できることです。
お金もいちど本を買ってしまえば掛かりません。カラオケボックスで練習しても良いし、自宅でも良いし、車の中でもOK。
ボイストレーニング・ボーカル教室に通うと1レッスン3,000円~5,000円ぐらい掛かりますから、知識の吸収において教則本は最高率だとわかります。
ボイトレ本の効果を最大限に得るために必要なこと
ボイストレーニングの本の効果を最大限に得るには、「毎レッスン録音」することが絶対です。
一回たりともサボらずに、特に慣れてきた頃に要注意してください。
自分の声の成長も感じることができますし、間違った発声に気づくことができるからです。
先生のお手本通りに聴いて、お手本通りに発声しているつもりでも、録音して聴いてみるとぜんぜん違う声だった。ということは最初の頃よくあります。
そして、録音と修正のフィードバックをサボっていると、慣れてきた頃に悪い癖がついていることに気づけなくなるわけです。
ですからスマホでもICレコーダーでもなんでも良いので、レッスンは録音してそれを聞き直す時間を作りましょう。
実際にボイトレ教室に通っていても先生がレッスンの音源をくれますし、自分で録音してくださいと言われると思います。
改訂版 プログラムCDつき 奇跡のボイストレーニングBOOK―声美人・歌上手になる 単行本
弓場徹さんによるYUBAメソッドによるボイストレーニングができる良書です。
専門用語などが少ないので誰にでも分かりやすく説明してくれています。
YUBAメソッドとは歌音痴を解消して声をよくするというもの。歌う筋肉を鍛えて声帯を正しくコントロールできるようにするのが目的ですが、歌がうまくなりたい人や、ミックスボイスを習得したい人におすすめです。
これは噂ですが、いきものがかりのボーカルや秦基博さんもYUBAメソッド出身らしいですよ。
この本は声を「おもて声」と「うら声」にわけて練習していきます。
物凄く端的にまとめると、表声と裏声を鍛えれば声は良くなるということです。
普段、使わない裏声の筋肉をしっかりと使えるようなトレーニング内容になっているので、発声の基礎的な部分が構築できると思います。
購入を考えている方はまずは動画を見るのがおすすめ
弓場徹さんです。喋り声からすでに年齢を感じさせない響きを持っていることがわかると思います。
YUBAメソッド本のメリット
この本のメリットはなんといっても、ボーカリストだけでなく、声を使う職業の方全員がCDを聴いて真似して上達を実感できることだと思います。
YUBAメソッド本のデメリット
この本は小学生でも分かるレベルにまで落とし込んで作られているので、医学的なことやボイトレの理論については全く触れられてないに等しいです。
この本一つでミックスボイスの習得をするのは難しいのではないかなと思います。
聴いて真似るだけしかできないので、正しい耳を持っていないと思ったように効果が得られにくいのもデメリットの一つです。
歌う力をグングン引き出す ハリウッド・スタイル 実力派ヴォーカリスト養成術(CD付き)
ロジャーラブさんの名著です。2005年に発売され、比較的昔からある有名なメソッドの一つ。
エミネムやパパローチ、クリスティーナ・アギレラのボーカルコーチも努めているハリウッドで活躍するロジャーラブ氏。
この本はヴォーカリストとして学べることが非常に多いと思いますよ。この本がきっかけでミックスボイスのコツを掴んだという人も多いですし、今ある沢山のメソッドの根幹になっている部分も多いです。
この本のデメリット
母国語が英語の人がこの本を読むと凄く感覚をつかみやすいそうです。逆に日本人の場合は「歌う筋肉」が発達していないケースが多いそう。確かに英語は舌先も使ったり、体全体で表現したりと、喋りがすでに歌のような感じがしますよね。
ですから日本人には馴染みにくいのがデメリットとして挙げられます。そもそものベースが違うということですね。比較的おしゃべりな人やもともと歌が上手い人はすっと馴染めるかもしれません。
この本のメリット
筋トレするYUBAメソッドと違って、ウォーミングアップ→実践といったイメージが強いです。スター達のエピソードも読んでいて面白いです。
この2冊は買って損しないと思います。
まとめ
他にも読んだら紹介していきたいと思います。